2013年5月20日月曜日

読書メモ

「知的生産の技術」梅棹忠夫

目次
まえがき
はじめに
学校はおしえすぎる/やりかたはおしえない/技術の不足と研究能力/技術ぎらい/知的生産とは/情報産業の時代/生活の技術として/現代人の実践的素養/物質的条件の変化/故人の知的武装/この本のねがい
1 発見の手帳
ダ・ヴィンチの手帳/わかき「天才」たち/発見の手帳/文章でかく/有効な素材蓄積法/発見をとらえる/手帳の構造/一ページ一項目/索引をつくる
2 ノートからカードへ
直輸入の伝統/天皇のノート/ノートの進化/ノードからカードへ/野帳/野外調査法とカード/現地でカードをつくる/共同研究/京大型カード
3 カードとそのつかいかた
カードのおおきさ/紙質と印刷/もってあるく/わすれるためにかく/一枚一項目/分類が目的ではない/歴史の現在化/有限への恐怖/カードへの批判
4 きりぬきと規格化
はじめてのきりぬき/スクラップ・ブック/台紙にはる/しわけ棚からオープン・ファイルへ/資料を規格化する/先輩のおしえ/むつかしい写真整理/市販品と規格化/規格品ぎらい
5 整理と事情
本居宣長の話/整理と整頓/おき場所に体系化/整理法の模索史/パーキンス先生のこと/垂直式ファイリング/分類項目をどうするか/キャビネット・ファイル/家庭の事務革命/空間の配置をきめる/事務近代化と機械化/秩序としずけさ
6 読書
よむ技術/よむこととたべること/本ずきのよみべた/「よんだ」と「みた」/確認記録と読書カード/読書の履歴書/一気によむ/傍線をひく/読書ノート/本は二どよむ/本は二重によむ/創造的読書/引用について
7 ペンからタイプライターへ
日本語を「かく」/筆墨評論/鉛筆から万年筆へ/かき文字の美学と倫理学/タイプライターのつかいはじめ/手がきをはなれて/ローマ字論の伝統/ことばえらびとわかちがき/文字革命のこころみ/きえた新字論/ローマ字からカナモジへ/カナモジ論の系譜/カナモジ・タイプライター/カナモジへの抵抗/ひらかなだけでかく/ひらかなタイプライター/改良すべき問題点
8 手紙
情報交換の技術/手紙形式の収れんと放散/形式の崩壊/手紙ぎらい/形式再建のために/あたらしい技法の開発/タイプライターがきの手紙/まちがいなくきれいに/手紙のコピー/住所録は成長する/アドレス・カード
9 日記と記録
自分という他人との文通/魂の記録と経験の記録/自分のための業務報告/パラ紙にかく日記/日記をかんがえなおす/日記と記録のあいだ/記憶せずに記録する/メモるしつけ/野帳の日常化/カードにかく日記/個人文書館
10 原稿
他人のためにかく/訓練の欠如/印刷耕治の設計図/出版・印刷関係者の責任/ルールは確立しているか/原稿は原稿用紙にかく/原稿用紙/原稿から印刷へ/わかちがきと原稿/印刷技術をかえる/清書はいらない/かならずコピーする
11 文章
失文症/行動家の文章ぎらい/才能より訓練/かんがえをまとめる/こざね法/ばらばらの資料をつなげる/発想の体系的技術/みじかくわかりやすく/用字・用語の常識/日本語は非論理的か/文章技術の両極/国語教育の問題
おわりに
技術の体系化をめざして/情報時代のあたらしい教育

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