2013年9月22日日曜日

読書メモ

「カラシニコフ」松本仁一(朝日新聞社)

目次
はじめに
第1章一一歳の少女兵
「私は三人殺しました」/腹が空くと村を襲った/ダイヤめぐる私欲の内戦/手入れしなくても使える銃/爆撃前に「マリファナ茶」/「ぼくは二度拉致された」/「赤い肉」みんなが食べた/国を壊した「手首切り」/製造刻印のないAKが流入/「人を殺せる層」が拡大/少女兵の多くは売春婦に/ダイヤの露天掘り、日当三◯円/復学、妊娠、また休学……
第2章設計者は語る
「母国を守るためだった」/「弓矢」と「刀」を合わせた武器/泳ぎもスケートもだめ/一四歳でピストルを修理/「スカスカ設計」の新発想/「変形弾」も苦にせず/米兵がAKを使った/超有名人、ウォッカの銘柄にも/「日本はAKを買ってほしい」/冷戦の通貨、エビ代金に/銃の密輸、裏に必ず国家あり/自衛隊の小銃は三五万円/月給四◯◯ドル、アパート住まい
第3章護衛つきの町
最低七人、銃を放さず/ホテルの門に機関銃/東西の綱引きで武器流入/五◯ドルで中古、八◯ドルで新品/米軍ヘリ撃墜で大騒ぎ/機関銃つきのトラック/妻は「仕事やめて」/銃回収、AKは一丁だけ/兄の機関銃を持ち出す/「誰が安全を保証する?」/カナダ市民権捨てて帰国/襲われたスクールバス/ちらつく「アルカイダ」の影
第4章失敗した国々
フォーサイスも絶賛したAK/「戦争の犬たち」は実話?/再び狙われた赤道ギニア/白昼強盗に見物人多数/「この国は病んでいる」/「植民地のほうがましだった」/NGOにたかる役人/「兵士と教師に給料」がカギ/終わった「紳士の時代」
第5章襲われた農場
「隣家まで二キロ」の恐怖/数日かけて現場を下見か/まず発砲、素人の手口/狙われる民間保有の銃/事件の七三パーセントで銃を使用/被害後、一割は農業を捨てる/カメラでAK強盗逮捕/都心の犯罪は激減したが……/殺人は日本の十六倍/解放十◯年、はびこる汚職/ソウェト住民、犯罪と取り組む/政府は治安に無関心
第6章銃を抑え込む
徹底した「毎日返納」/部族長老が和平を率先/路上でのんびり札勘定/司法大臣は中古車通勤/三児の母が司法研修生/評判をとった女性公証人/女性の清潔さが必要/先生十六人に給料は三人分/「君ならどっちを選ぶ?」/「国際空港」はヤギだらけ/銃などで壊れない国家を
あとがき

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