2013年9月23日月曜日

読書メモ

「表現したい人のためのマンガ入門」しりあがり寿(講談社現代新書1847)

目次
序章 表現してみよう! でも売れなければ!
この世に受けいれられたい!/「売れない」と食えない/「売れる」ためのナニカ/ヒットの秘密/ヘタウマとコンピュータ/スキならやってみよう/「作品」か「商品」か/自分のなかの「ケダモノ」と「調教師」
第1章 マンガだからできることって何だろう?
マンガの広がり/マンガのメリット(1.コスト/2.再現サポート力/3.感動アクセススピード/4.インタラクティブ性)/マンガは「フタのあいたオモチャ箱」/マンガの未来は明るいか?
第2章 マンガを描きはじめる前に
考え方を整理しよう/①目的/②ターゲット/③目立つということ/④好感度/⑤キャラクター/⑥タイトル
第3章 オモシロイことの芽を育てよう
うすボンヤリとした何か/芽は三種類ある/社会的な意義/芽をイジる
第4章 絵コンテからコマ割り、仕上げまで
マンガ特有の制約/絵コンテ/作家の個性とは何か/コマの役割/最終的なチェックの場/ようやく絵を描く/グラフィックソフトとマンガの未来/態勢(スタッフ)をどう整えるか/多様な作風、多様な人材
第5章 笑いを考えるギャグマンガの魅力/紙一重の戦い/1.覚醒と麻痺/2.シュールとベタ/3.消耗と蓄積/4.素材と料理法/マンガが傷つけるとき/作者が判断する
第6章 マンガ家になる前のこと
「オマエのは絵じゃなくて、マンガだ」/絵画とマンガの違い/汚れた世界がリアル/美大の人々/ヘタウマとの出会い/オリジナリティを疑う
第7章 二足のワラジで学んだこと
呑気な就職活動/会社員になれた/マンガ家デビュー/「流星課長」/二足のワラジは「一挙両得」/社業を優先/家族の理解/容器戦争/人はすでに評価されているものを評価する
第8章 「しりあがり寿」をマネージメントする
八◯年代は革命前夜/九◯年代のテーマ/自分というブランド/ブランドイメージ/退社/「しりあがり寿」をマネージメントする/なんでもやってみよう/画風
第9章 「弥次喜多」以降のこと
「真夜中の弥次さん喜多さん」/夢と現実の境界で物語は生まれる/デタラメを追い求める/シュールの中のリアル/ヒトじゃないものを描く/日本の停滞と、「死」「老い」/世界の滅び/ストーリーや因果をとっぱらう/マンガでしかできないデタラメ/4コマの俳句/サラリーマンマンガ/時事マンガで啓蒙しない
終章 マンガのこれから、ボクのこれから
ボクの問題点/性格や個性をなんとか利用する/「いいマンガ」と「売れるマンガ」/人間は退屈に弱い/充足と不足のサイクル/「便利な生活」の裏側/自分の「よい」にこだわる/いまの日本は恵まれている/アートという潮流/インスパイアされる/プロの危機/ケダモノを育てる/どんどん真似てみよう/可能性を信じる/マンガを描き続ける

0 件のコメント:

コメントを投稿