2013年12月2日月曜日

読書メモ

「ドナルド・ダックの世界像〜ディズニーにみるアメリカの夢」小野耕世(中公新書7
10)


小野耕世
1939年(昭和4年)11月、東京に生まれ、子どもの頃から外国マンガを読んで育
つ。1963年、国際基督教大学卒業。作家・映画・マンガ評論家。著書「バットマン
になりたい」「ぼくの映画オモチャ箱」「スーパーマンが飛ぶ」「銀河連邦のクリスマ
ス」(以上、晶文社)「アイスクリーム戦争」(TBSブリタニカ)「地球儀に乗った
ネコ」(冬樹社)編著「60年代のカタログ」(主婦と生活社)訳書ロバート・クラム
「フリッツ・ザ・キャット」(すばる書房)ウィンザー・マッケイ「夢の国のリトル・
ニモ」(パルコ出版)グイド・クレバックス「ビアンカ」(東都書房)テッド・キー「
宇宙からきたネコ」(TBSブリタニカ)など。

目次
1 私のドナルド・ダック体験
コーヒーカップにも顔がある/アメリカ兵とコミック・ブック
2 はじめにミッキーありき
農園生活にはじまる/アニメはニューヨークから/アリスからオズワルドへ/ディズニー
以前にミッキーはいた/ミッキー生みの親はだれ?/リンドバーグにあこがれたミッキー
/タバコを吸い酒を飲むミッキー/ミッキーとしてのウォルト・ディズニー/ミッキーと
はなにか/ミッキー・マウスの描きかた/新聞マンガのミッキー
3 ミッキーからドナルドへ
ミッキー・マウスの悩み/デビューしたドナルド/手ぶくろが問題だ/身長四フィートの
ネズミ/ドナルド対子ネズミたち/ミッキーとの対決/ドナルド・ダックの描きかた/ドナ
ルドの甥とガールフレンド/ミッキーとドナルド、最後の共演
4 ドナルドの声を演じた男−ダッキー・ナッシュ
「ニューヨーカー」編集部にて/西部の巡回文化ショウ/ナッシュ、巡回ショウに加わる
/ダッキーの誕生/外国語も話すアヒル/ピノキオのロバの声も?
5 ドナルド・ダック、南米へ
ローズヴェルトの善隣政策/ディズニーのスタッフ、南米へ飛ぶ/「やあ、ダチ公」でジ
ョー・カリオカに会う/「三人の騎士」で美女にかこまれる/ドナルド・ダックの南北ア
メリカ旅行
6 戦時下の国民英雄(ヒーロー)、ドナルド
日米開戦の日のディズニー・スタジオ/アニメ軍需工場へ/「新しい精神」と納税者ドナ
ルド/「43年の精神」で、ドナルドふたたび納税に走る/ドナルド、ヒトラーをからか
う/ヒトラー版「眠れる森の美女」/「空軍による勝利」へ/アニメ化された東京空襲の
悪夢/フランク・キャプラとディズニー/ドナルド、召集さる/ミッキー・マウスの防毒
マスク
7 カール・バークス−コミック・ブックのダックマン
遅れてきたマンガ家/コミック・ブックの世界へ/バークスのドナルドとは?/オムレツ
村始末記/読みかえしのきくマンガ/カール・バークスの<発見>/ダックマンの生いた

8 ドナルド対三人の甥たち
登校拒否児童の場合/有料やまびこ騒動/少年団メンバーとしての甥たち/ドナルドの沿
岸パトロール/バークスの美女たち
9 アンデスの四角いタマゴ
ドナルドの郵便配達/天才発明家ジャイロと「ものいう動物事件」その1/「ものいう動
物事件」その2/四角いタマゴ事件
10 アンクル・スクルージの金銭哲学
マクダック氏の黄金浴/ドナルドの保険外交員/黄金ダムが決壊する日/100万ドルの
竜巻騒動/月世界ゴールド・ラッシュ/24カラットの月/宇宙からきたマイクロ・ダッ

11 第三世界からの攻撃
チリ、アジェンデ政権下のドナルド・ダック/カール・バークスの位置づけ/父親はなく
、甥たしがいっぱい/第三世界への脱出/ヴェトナムのドナルド・ダック/生産者のいな
い世界/現代のエンタテインメントとは
12 ドナルド・ダックの新世代
カール・バークス訪問/ジョージ・ルーカスとドナルド
あとがき

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